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日本ユニセフでは、10月15日にボランタリーパートナー企業の協力を得て「世界手洗いの日」プロジェクトを実施しています。
日本では外から帰ってきた時、トイレに入った後は手を洗うのが当たり前になっています。
ご飯やおやつの前は特に口にばい菌が入るといけないので、念入りに洗います。
しかし、この当たり前にある水やトイレ、食事の不足によって不衛生な環境や生活習慣を強いられて下痢や肺炎にかかって亡くなる子どもたちが世界には年間約150万人もいます。
もし石鹸を使って綺麗な水で手を洗えたら下痢や肺炎によって命を失う子どもたちの数が減り、学校を休んだりせずに元気に過ごせるようになります。
体を病気から守るシンプルな方法が石鹸を使って手洗いをすることです。
正しい手洗いの方法を広めるために、国際衛生年だった2008年に、毎年10月15日は「世界手洗いの日(Global-Handwashing-Day)」となりました。
日本ユニセフの取り組み
日本ユニセフでは、日本の子どもたちにも正しい手洗いの方法や大切さを楽しく伝えたい、衛生と子どもの命の関係についてもっと知ってもらいたい、という願いから毎年10月15日に「世界手洗いの日」プロジェクトを行なっています。
例えば2009年には新型インフルエンザが流行したので、例年以上に手洗いへの関心が上昇しました。
この気には、小学校や幼稚園で「世界手洗いダンス」を踊って衛生問題を知るイベントが実施されました。
2012年には小学生108人による手洗い調査隊が結成されて、普段の手洗いの状況が「手洗い白書2012」として発表されました。
プロジェクトの趣旨に賛同した小学校や幼稚園・保育園からは、様々な取り組みをした活動事例を日本ユニセフに寄せています。
小学校では紙芝居や手洗いダンスのDVDを見て手洗いの大切さを教えたり、保健委員会の児童が構内で給食前に手洗い調査をしたという活動報告があります。
手洗いの大切さをメインに、衛生環境がいかに健康に関連しているかを子どもたちに知らせるいい機会になっています。
手洗いは日本では当たり前になりすぎて軽んじられる傾向がありますが、世界では手洗いができなくて命を落としている子どもたちも存在しています。
10月15日の「世界手洗いの日」をきっかけにして、手洗いの大切さを子どもだけではなく大人も見直しておきたいですね。
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